2月1日 ウィーン





<第二日>






シェーンブルン宮殿
 この日まず最初に向かった所がシェーンブ
ルン宮殿。


 ここは17世紀に、ハプスブルク家がパリの
ヴェルサイユ宮殿を意識して作らせたという
宮殿です。


 かの女帝マリア・テレジアが愛したという「テ
レジアン・イエロー」の外壁が特徴的です。


 内部は全盛時の豪華な内装が見事に復元
され、当時のヨーロッパ貴族の贅沢な暮らし
ぶりを満喫することができます。



 また総面積約1.7平方qに及ぶ庭園の造り
も見事です。


 シェーンブルンからは地下鉄に乗ってベルヴェデーレ宮殿へ。こちらはかつてオスマントルコ
の軍勢を退け、ウィーンを救った英雄としてその名を残すサヴォイ公オイゲンの夏の離宮とし
て建てられたそうです。内部は美術館になっており、クリムトやエゴン・シーレといったオースト
リアを代表する画家たちの大作を見学することができます。






ベルヴェデーレ宮殿



サヴォイ公・オイゲン

 美術鑑賞の後は、再び地下鉄にてブルク庭
園へ。歌を口ずさむ(?)姿のモーツァルト像と
の対面を果たします。昨日の項でも触れました
が、今年(2006年)はまさに国家を挙げての
モーツァルトイヤーといった感じです。



 その後はここから程近いホーフブルグ(王
宮)へ。こちらは約7世紀に渡ってハプスブル
ク家が住まいとしていた所です。内部は国民の
圧倒的支持を受けた絶世の美王妃”シシィ”こ
とエリザベートにまつわる展示がメインです。そ
の他にも宮廷内で使われた豪華な食器の
数々や、皇帝フランツ・ヨーゼフT世の執務室
なども見学することができます。



ホーフブルグ(王宮)


W.A.モーツァルト









”シシィ”エリザベート王妃



ムジークフェライン(楽友協会)


 そして日も暮れなずむ頃、筆者が向かった所がムジークフェライン(楽友協会)。そう、今夜こ
こで開かれるクラシックコンサートを楽しむためです。ここ楽友協会は毎年1月1日にウィーン・
フィル・ハーモニーが「ニューイヤーコンサート」を開催していることで広くその名が知られてい
ます。本日のお題目はモーツァルトとベートーベン。ヴァイオリンが奏でる穏やかな調べに、心
の底から癒されました。









トップへ
トップへ

戻る
戻る