![]() 《第2日》 ’11.8.19
土砂降りの雨の中、名古屋の金山総合駅より東海道本線に乗って岐阜へ向かいます。
30分足らずで到着、着いたころには雨も上がり、黄金色の織田信長像が青空の下、目映い光
を放っていました。 バスに乗って岐阜公園へ向かい、ロープウェイに乗って金華山へ。ここはかつて戦国の世に
梟雄としてその名を轟かせた斎藤道三(美濃のマムシ)、さらに後には信長が居館を構えたと ころです。 山頂には再建された岐阜城が建てられていますが、峻険な山だけにここからの眺望は抜
群。眼下には鵜飼で有名な長良川の流れも望むことができます。 岐阜からは東海道線にて再び西進。その後米原にて北陸本線に乗り換え、着いた所が長
浜。 ここは後の太閤・豊臣秀吉が、信長より領地として与えられた所であり、再建されたお城が街
のシンボルになっています。 天守内部には、ここ近江出身でNHKの大河ドラマに取り上げられている「江姫」の展示が行
われていました。 また、ここ長浜は古くから鉄道の要衝として栄えたところであり、旧長浜駅舎を改装した博物
館「長浜鉄道スクエア」も見所の一つです。構内にはSLや電気機関車なども展示され、鉄道フ ァンには興味深いスポットとなっていました。 長浜を後にし、再び北陸本線で木ノ本に向かい、駅よりバスに乗り換え賤ケ岳へ。さらに山
麓からリフトに乗って山を登ります。ここはかつて秀吉と柴田勝家が、信長の後継の座を巡っ て争った古戦場。世に名高い「七本槍」の伝説が生まれた所であり、激戦を終えた戦士の像も 建てられていました。 山頂からは琵琶湖や余呉湖の絶景を望むことができます。かつて両軍が雌雄を決した激戦
の地も、今は心地良い風の流れる景勝の地となっていました。
![]() ▲賤ケ岳古戦場 ●「賤ケ岳の七本槍」とは…
天正11年(1583)、秀吉と柴田勝家が激突したここ賤ケ岳で、戦功を立てた秀吉配下の七戦
士。 加藤清正、福島正則、加藤嘉明、片桐且元、脇坂安治、糟屋武則、平野長泰の7人である。
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