11月20日 石垣〜波照間〜石垣〜竹富〜石垣





 昨日同様ユースをあとにし、離島桟橋へ。乗船券を買って高速船に乗りこみ、有人島として
は日本最南の島である波照間島へ向かいます。この日は波が高く、激しい振動を繰り返しな
がら1時間ほどで島に到着、とある民宿にてレンタサイクルを借ります。島の西端から東端ま
で、わずか6km程しかない波照間島を回るのには自転車がGOOD。あっけなく日本最南端の
碑が建つ高那崎に到着。最北端の宗谷岬に続き、これで最南端も制覇したぞ!北緯は24度
02分。夏至時に太陽が真上を通るという、北回帰線まで66km(北緯にしてわずか1度!)と
石碑に刻まれていました。なんでも、毎年春から夏にかけては、明け方近くになると水平線の
彼方にサザンクロス(南十字星)が見られるそうです。


 その後は島の反対側にあるニシハマビーチへ。白い砂浜に、美しい色の変化を見せる海…
本当にここが日本なのか、信じられなくなるくらいでした。


 民宿に自転車を返し、再び高速船にて波照間島をあとにします。さらば最南の島よ…しか
し、船は私のそんなセンチメンタルな気分とは裏腹に激しく上下動を繰り返します。完全に来る
時よりも波が荒くなっていました。ズド〜ン!ドゴゴゴ〜ン!まるで坂口征二のアトミックドロップ
を100連発ぐらい食らった状態。一時間の船旅を終え、石垣港に着いた頃にはもうフラフラに
なってしまいました。






波照間島・日本最南端の碑




竹富島に残る独特な造りの琉球家屋



 しかし、折角ここまで来ているのにそんなことでメゲてはいられません。再び乗船券を購入
し、今度は高速船でわずか10分少々という竹富島へ。島の周囲がわずか9kmしかないこの
島は、中心部に集落が集中しています。独特の、シーサーの乗った屋根が印象的。また、集
落内をゆっくりと歩く観光用の水牛車も、この島ならではですね。ひととおり竹富島観光を終
え、再び船で石垣へ。その頃にはようやく高波もおさまっていました。