10月6日 パリ





<第十日>


 パリ観光のハイライトとなったこの日は、まず地下鉄→RER(高速郊外鉄道)と乗り継いでベ
ルサイユ宮殿へ向かいました。


 ここは17世紀、時の権力者であった「太陽王」ルイ14世の命により50年近くの歳月をかけ
て造られたそうです。シャンデリアやドーム型天井、または数多の装飾品などの豪華な造り
は、ヨーロッパ建築物の頂点に位置するといっても過言ではないでしょう。約100ヘクタールを
誇る庭園も実に見事です。






ヴェルサイユ宮殿




「太陽王」・ルイ14世





見事な装飾の天井




見事な庭園



 ベルサイユからは市内に戻り、バトー・ムーシュと呼ばれるリバークルーズを楽しみます。


 麗しきセーヌの流れに身をゆだねると、そこからはまた一味違ったパリの素顔が見えまし
た。米仏友好の証である自由の女神(NYにあるものの小型版)も見ることができます。





 クルージングを楽しんだ後は地下鉄にてコンコルド広場へ。かのフランス革命時において
は、ルイ16世やマリー・アントワネットが哀れにも断頭台の露と消えていったこの場所ですが、
平和な今日では多くの人々が集う憩いの場となっています。






セーヌ川をクルージング




パリにも自由の女神が



 そして、ここからはプラタナスの樹々が色づき始めたシャンゼリゼを歩きます。日一日と秋は
深まっているようですね。


 第二次大戦時のフランスの指導者だったシャルル・ド・ゴール将軍像の前を通り、着いたとこ
ろが凱旋門。外部のファサードは秀逸の一言。また、内部は階段になっていて塔頂部まで行く
ことができます。






コンコルド広場




シャルル・ド・ゴール






街路樹が色づいたシャンゼリゼ通り






パリの顔・凱旋門





 凱旋門からは再び地下鉄に乗り、ポンピドゥーセンターへ。映画館や近代美術館、ショッピン
グセンターなどからなるこのコンプレックスは、パリの新しい情報発信基地です。


 そして、日も暮れなずむ頃、向かった所がエッフェル塔。見事なまでにライトアップされたその
姿は、例えようもない美しさ。


 もちろん、展望台から眺めるパリの夜景もまた、それに増して素晴らしいものでした。









ポンピドゥーセンター




エッフェル塔から望むパリの夜景






ライトアップされたエッフェル塔