2月6日 ブダペスト→プラハ





<第七日>


 この日はプラハへの移動のため、朝6時前に起床。早々にユースを発ち、地下鉄でブダペス
ト東駅へ。


 6時50分発のハンブルク行き国際列車に乗り込みます。6人掛けの1等席は、筆者以外に
客はおらず、おかげでノンビリと過ごすことが出来ました。


 そして約7時間後の午後1時半過ぎ、プラハ・ホレショビツェ駅に到着。小額の日本円を両替
し、地下鉄に乗って旧市街へ。プラハの中心部である旧市街広場に到着します。


 500年以上の歴史を誇る、かの有名な「天文時計」のある旧市庁舎を見学。塔の上からは
「百塔の町」といわれるプラハの美しい街並が見えました。


 続いて宗教改革の先駆者・ヤン=フスの銅像や、二本の高い塔が印象的なゴシックの傑作・
ティーン教会、白亜のカテドラルこと聖ミクラーシュ教会などをデジカメに収めます。






旧市庁舎




有名な「天文時計」




「百塔の町」といわれるプラハの街並






宗教改革の先駆者・ヤン=フス



聖ミクラーシュ教会



ティーン教会




 さらに旧市街からは、そこから程近いカレル橋へ。ヴルタヴァ川にかかるこの橋は14世紀着
工という長い歴史をもちます。


 車両通行止めのため、この日も観光客で大賑わいでした。絵画を売る人やちょっとした大道
芸を演じる人たちの姿も見受けられます。また、橋の欄干に建っている聖人たちの像も見逃せ
ません。暴君の脅迫にも屈しなかったヤン=ネポムツキーや、日本にキリスト教を伝えたフラ
ンシスコ=ザビエルなど、その数は全部で30体に及びます。


 また、ここからは西の空に聳える雄々しいプラハ城の姿も望むことが出来ます。






ヴルタヴァ川




聖人・ヤン=ネポムツキー





日本にキリスト教を伝えたザビエル




カレル橋よりプラハ城を望む



 その後は、カレル橋のたもとにあるB.スメタナ博物館へ。彼は聴力を失いながらも、チェコを
代表する名曲「我が祖国・ヴルタヴァ(日本での通り名は”モルダウ”)」を作曲しました。筆者の
好きな作曲家の一人です。


 その後はユースにチェックインし、日もとっぷりと暮れた午後7時過ぎ、市民会館ホールへ。
そう、この日はここでクラシックコンサートが開かれるんです。今回の旅行ではウィーンに続き、
これで二度目。


 今夜のお題目はヴィヴァルディの「四季」。やはり、旅の疲れを癒してくれるクラシックの名曲
は何度聴いてもいいものですね。






B.スメタナ




市民会館