2月7日 プラハ





<第八日>


 今日は残念ながら、あまり天候がよくありません。昨夜から降り出した雪が、朝には雨と変わ
ってしまいました。歩道は、積もった雪が雨に打たれ、ベチャベチャした状況です。そんな中、
この日まずはじめに向かった所がシナゴーグ。


 シナゴーグとはユダヤ教の教会のことで、東ヨーロッパ各地には数多く存在しています。内部
には、司祭のイスやシンボルマークである六芒星(ダビデの星)の展示などがありました。






シナゴーグ




ユダヤ教のシンボル・六芒星



 シナゴーグからは、悪い路面状況に何度も足をとられそうになりながらヴルタヴァ川を越え、
プラハ城へ。


 やっとの思いで到着したところ、城門には大勢の人だかりが。どうやら正午の衛兵交代式が
ある模様です。トランペットの音が高らかに響く中、しばらくすると、近衛兵のグループがやって
きました。その隊列は、今まで城内にいた衛兵との交代を無事に済ませ、持ち場についていき
ました。


 筆者も入場券を購入し、城内へ。14世紀に着工されたという聖ヴィート大聖堂や旧王宮、さ
らには国立美術館などを見学します。素晴らしい建築物や、見事な芸術作品にはただただ感
動するばかりでした。


 また、黄金小路と呼ばれる小さな家が建ち並ぶ通りでは『変身』などの作者であるフランツ・
カフカの家も見ることができます。






プラハ城の近衛兵交代式




聖ヴィート大聖堂





フランツ・カフカの家




ブディェヨヴィツキー・ヴドヴァル



 プラハ城からはユースに戻り、ルームメイトになったアメリカンやオージーたちとユース併設
のバーへ。


 チェコはビールの製造が盛んです。アメリカNo.1ビールのバドワイザーは、なんとここチェコ
が本家。ブディェヨヴィツキー・ヴドヴァルといわれる「バドワイザーの元祖」を早速注文。独特
のコクのある風味がGOODです。それに値段も安く、日本で言うところの中ジョッキが、約100
円というのも実に素晴らしいと思いました。