2月8日 プラハ→ブラチスラヴァ→ウィーン





<第九日>


 早々にユースを発ち、徒歩でプラハ中央駅へ。7時37分発の国際列車に乗り込みます。


 次の目的地はスロバキアの首都・ブラチスラヴァ。約4時間後の12時少し前にブラチスラヴ
ァ中央駅に到着しました。


 ご存知の方も多いと思いますが、この日の今朝方までいたチェコと、このスロバキアはつい


10数年ほど前までチェコスロバキアというひとつの国でした。そのせいか、ここブラチスラヴァ
は、首都とはいえ、なんとなく小ぢんまりとした印象を受けます。


 駅よりまず最初に向かった所が銀行(笑)。ここで余っていたチェコの通貨・チェココルナをス
ロバキアの通貨であるスロバキアコルナに変えます。国が分かれたことによって通貨も異なっ
てしまったわけですが、持参した300チェココルナが387スロバキアコルナになり、少し得した
気分です(因みに1スロバキアコルナは約4円弱)。





 しかし歩道は昨日のプラハ同様、積雪で歩きにくい状態。大統領官邸前も結構な積雪でし
た。それでもなんとか旧市街に到着し、ミヒャエル門をくぐります。ここブラチスラヴァもクラクフ
同様、中世を思わせる街並が残っています。






スロバキア大統領官邸




旧市街の入り口に建つミヒャエル門



 さらに旧市街を抜け、ドナウ川に程近い国立スロバキアギャラリーへ。中世から現代まで、各
時代の芸術作品が数多く展示されていました。


 さらにその後は聖マルティン教会などを見学し、休憩をはさんでブラチスラヴァ城へ。このお
城は四角い建物の四隅にそれぞれ高い塔を持っていることから「ひっくり返したテーブル」など
と呼ばれ親しまれています。内部は博物館になっており、筆者も興味深く見学しました。塔頂部
からの眺望もまた抜群です。






国立スロバキアギャラリー




聖マルティン教会





ブラチスラヴァ城




城内は博物館になっている



 その後はトラム(路面電車)で駅に戻り、さらに国際列車でオーストリアのウィーンへ。1週間
ぶりにウィーンに戻ってきました。そして1週間前と同じユースにチェックイン。ユースに併設さ
れているバーのマスターは、筆者のことを覚えていてくれました。おかげでお酒を飲みながら、
彼にいい土産話を聞かせてあげることが出来ました。