8月9日  士別−朱鞠内−サロベツ−稚内〜利尻





 とりあえずここまで来てしまったものの、予め道内のツーリングコースを具体的には設定して
いませんでした。とにかく、さらに北へということでこの日まず向かったところが我が国最大の
人造湖である朱鞠内湖。かつて日本最低気温(−41.2℃!)を記録した、日本一寒い湖です。
この湖の西岸にはまだ10数キロのダートが残されており、チョイとした足慣らしにはもってこい
です。白樺の林の中を颯爽と走り抜けます。途中でMTBに乗る人とすれ違い、互いに挨拶を
交わします。そして母子里でR275へ入り、美深からR40へ。休憩を挟みながらひたすら北を目
指し、豊富町からサロベツ原野に入ります。2万3千ヘクタールを誇るこの広大な湿原は、遊
歩道も完備され、訪れる人も数多くいます。ここまで来ると地平線の向こうに巨大な山容が姿
を見せてきます。北洋に浮かぶ名峰・利尻富士。まるで筆者を手招きしているかのようでした。






迫力ある利尻富士の眺め
 サロベツ原野を後にし、道道106号線へ。「日本海オロロンライン」の異名を持つこの道は、北海道ツーリングのハイライト。はやる気持ちを抑えつつ稚内市へ入り、目指すはフェリーターミナル。そうなんです、結局利尻に渡ることに決めました!胸をときめかせながら手続きを終え、乗船。島に近づくにつれ、さらに大きくなる利尻富士。船内にて知り合った札幌のXJR氏と共に下船し、食糧を買い込んで利尻北麓野営場にキャンプイン。この日はライダー仲間同士で夜遅くまで酒を酌み交わしました。







トップへ
トップへ

戻る
戻る