9月24日  静岡−清水−箱根−小田原−横浜−横須賀





 さあ、今日はいよいよ最終日です。幸にも昨日の悪天候はどこへやら、時折日が差すほどの
好い天気。ホテルをチェックアウトし、海沿いのR150をしばらく走ります。程なくして久能山に到
着。鳥居下にバイクを止め、”地獄の”石段を登り始めます。しかしいくらも進まないうちに息が
切れ、汗が噴出し足元はフラフラ。ウウッ、一体何段あるんだ〜!やっとの思いで到着し、登っ
てきた道を振り返ると、視線の先には駿河湾の碧い海が広がっていました。苦労して登ってき
た分、眺めがとても素晴らしく感じられました。ここ久能山東照宮は、日光と同様、神君・家康
公の御霊を祀っています。また、かつては武田氏が城を築いたところでもあり、山本勘助が掘
ったという「勘助井戸」なるものも残っていました。東照宮にてお参りを済ませ、石段を下りてバ
イクに戻ります。次なる目的地は三保の松原。約10分ほどで到着。天女が羽衣を掛けたという
松は樹齢約650年の巨木。現在はかなり傷みがはげしいようでした。






久能山東照宮



羽衣の松


 三保からはR149などを経由し、清水ICより東名高速へ。そして、沼津ICにて高速を離れ、R1
に下ります。三島市を抜け、箱根峠を越えて”ついに”神奈川県へ。ヨシッ、約1ヶ月ぶりに神奈
川に帰ってきたゾ!大観山にて小休止し、箱根新道を通って小田原へ。この街のシンボルで
ある小田原城を見学。この城は室町時代、大森氏によって築かれたのが始まりです。その後
北条氏が入城し、約100年間に渡って関東支配の拠点とした事は良く知られています。小田原
の駅前には、その北条氏の祖となった北条早雲公の勇ましい銅像が建てられていました。






小田原城



北条早雲


 小田原からは小田原厚木道路、東名高速、保土ヶ谷バイパスと走りつないで横浜のみなと
みらい21地区へ。海上を進む船の帆をイメージして造られたパシフィコ横浜や、日本一のノッ
ポビル・ランドマークタワーが、筆者の日本一周を祝福(?)してくれるかのように、西日を受け
輝いていました。みなとみらいをあとにし、山下公園へ。赤い靴の少女像、そして氷川丸…。改
めて「帰ってきた」ことを実感。自分が走り慣れた場所ほど、日本一周の旅を締めくくる場所と
して相応しいところはないと思いました。横浜からは、首都高神奈川線、横浜横須賀道路と走
って横須賀へ。そして本町山中道路を経由し、自宅に無事到着。改めて充実感をかみしめまし
た。






赤い靴の少女像



氷川丸


                   


                       ランドマークタワー









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