11月22日 〜那覇−糸満−知念−沖縄





 AM9:00、船は那覇新港に到着。沖縄本島ツーリングを再開します。下船後、早速R58、R
331と走りつないで糸満市の喜屋武(きゃん)岬へ。ここは太平洋戦争末期、多くの島民が集
団自殺を図った所として知られています。この後も沖縄各地に残る戦跡を見て回ることになる
のですが、ここ喜屋武岬はブルーの慰霊碑がひっそりと建てられているのみでした・・・。


次に向かった所が、ここから程近い「ひめゆりの塔」。沖縄戦により、命を落とした沖縄師範女
子部と県立第一高等女学校の生徒・職員204名を祀っています。献花をし、合掌。もはや言葉
になりませんでした。






喜屋武岬の慰霊碑




ひめゆりの塔



 さらにひめゆりの塔からは、摩文仁にある平和祈念公園へ。平成7年にリニューアルされた
この公園は、総面積が約46ヘクタール。広い敷地内に、戦争博物館や、沖縄戦で無くなられ
た方々の名前が刻まれた石碑などが建てられています。博物館内には戦争当時の遺品や資
料などが多数展示され、シアタールームでは、恐ろしい沖縄戦のフィルムが流されていました。
これまでも広島や長崎など、戦争により多大な被害をうけた各都市を回ってきましたが、わが
国唯一の「地上戦」が行われたここ沖縄においても改めて戦争の愚かさ、恐ろしさというものを
強烈に再認識させられた思いです。


数多の戦跡が残る糸満を離れ再びR331へ。そして知念村の斎場御嶽(せいふぁうたき)に立
ち寄ります。ここは尚王朝時代の霊場であった所であり、大変神聖な場所として知られていま
す。






摩文仁の平和祈念公園




斎場御嶽(せいふぁうたき)




 知念からは佐敷、与那原、西原と抜け、中城
(なかぐすく)へ。15世紀、護佐丸によって築
かれたという中城城跡を見学。琉球石灰岩で
築かれた重厚な石垣や城門が迫力を感じさま
す。山の上に築かれているだけに、ここからの
眺めは最高。沖縄独特の碧い海が、眼下に広
がっていました。


中城をあとにし、R329を北上。コザ(沖縄市)
の街中にあるビジネスホテルにチェックインし
ました。
















中城城跡