11月23日 沖縄−伊計−具志川−国頭−今帰仁−名護





 コザのホテルをあとにし、勝連町の勝連城跡へ。15世紀、農民から身を起こし、この地方随
一の豪族となった阿麻和利の居城を見学。琉球地方独特の重厚な石積みの砦が印象的で
す。


 勝連城からは与勝半島を抜け、海中道路へ。全長約4.7kmの、海のすぐ上を通る道路で
す。潮風に吹かれながら走り抜けていくこの道は、まさに沖縄ツーリングのハイライト。エメラル
ドブルーの海を渡る暖かい南風は、とても11月下旬であることが信じられなくなるほどでした。
海中道路を走り抜けたところに浮かぶ島が平安座(へんざ)島。現在は石油のターミナル基地
になっています。




勝連城跡




海中道路



 その後はR329、R331と走りつないでやんばる(山原。沖縄本島北部)の東村へ。マングロ
ーブが生い茂る慶佐次湾を過ぎます。やがて県道に入り、国頭(くにがみ)村へ。奥の集落を
抜け、着いた所が辺戸(へど)岬。沖縄本島最北端のこの岬からは、鹿児島県の与論島を望
むことができます。太平洋と東シナ海の荒波が打ち寄せる岬の突端に建てられた「祖国復帰
闘争碑」が、実に印象的。さらに、視線をやや西側に向けると、海上遥か彼方に2つの島影を
捉えることができます。伊平屋(いへや)島と伊是名(いぜな)島。両島とも琉球を統一し、王朝
を築き上げた尚氏縁りの島です。




慶佐次湾のマングローブ




辺戸岬・祖国復帰闘争碑



 辺戸岬からは、琉球随一の断崖が眼下に広がる「茅打ちバンダ」を訪れ、その後R58を南
下。名護にてR505に入り、本部半島の今帰仁(なきじん)城へ。険しい地形を巧みに利用して
作られたこの城は、8つもの郭があったという沖縄北部を代表する名城です。15世紀の初頭
まで、北山王の居城として栄えたとの事。


今帰仁をあとにし、名護市へ戻ります。適当なホテルを見つけたので、そこにチェックインする
ことにしました。




茅打ちバンダ




今帰仁城





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