11月29日 〜鹿児島−山川〜根占−佐多岬−日南−日向〜





 ゆうべのPM9:20に名瀬港を出たフェリーは朝8:30、定刻通り鹿児島の鹿児島新港に着
岸しました。雄大な桜島を仰ぎ見つつ下船。南に進路をとります。喜入、指宿とパスし、山川町
へ。日本最南端の駅としてツーリングマップルでもおなじみのJR西大山駅に立ち寄ります。無
人の小さな駅ですが、ここに備え付けられてあった旅人たちのノートや、駅に残された落書きな
どが面白かったです。目の前には、今まで来る度に曇っていてなかなかその全容を現してくれ
なかった薩摩富士こと開聞岳がくっきりと聳えていました。


 西大山からは山川港に向かい、南海汽船フェリーにて根占町へ。さらにR269、県道を南下
し、佐多町の佐多岬ロードパークに入ります。軽やかにワインディングをクリアし、日本本土最
南端の碑が建つ佐多岬へ到着。早速、展望台に登ります。ここからは鉄砲伝来の地として名
高い種子島の島影や、現存する灯台としては日本最古といわれる佐多岬灯台を望むことがで
きました。




JR西大山駅より開聞岳を望む




佐多岬ロードパーク




佐多岬灯台




日南海岸・鬼の洗濯板



 佐多岬からは再び根占へ戻り、鹿屋、大崎、志布志と経由して宮崎県へ。「日南フェニックス
ロード」ことR220を快走。国立公園にも指定されている入り組んだ海岸美を楽しみます。悠久
の時に育まれた、「鬼の洗濯板」の幾何学的な紋様は、自然の持つ神秘のエネルギーを、ひし
ひしと感じさせてくれました。


やがて宮崎市より一ツ葉道路を経由し、R10を北上。夕闇迫る日向細島港に到着。港には初
冬を思わせる北風が吹いていました。その風の冷たさは、約半年間に及ぶ「日本一周ツーリン
グ」が、静かに幕を閉じることを意味していました…。







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