1月21日 イスタンブール
<第二日>
カフェで一夜を過ごした筆者はやや寝不足状態のまま、地下鉄に乗って街の中心部へ。
その後さらに路面電車に乗り換え旧市街へ
と向かいます。空はスッキリと晴れ渡り絶好の
旅行日和に。車窓からは所々でイスラム教の
寺院・モスクを見かけるようになってきました。
とある駅にて下車し、予約を済ませておいた
ユースホステルへ。チェックインを済ませ旧市
街の散策に出かけます。ユースよりしばらく歩
くと、そこには「ブルーモスク」の愛称で親しま
れているオスマン建築の傑作、スルタンアフメ
ット・ジャーミィが聳え立っていました。
ここは現在でも敬虔なイスラム教徒によって
一日に数回、祈りの時間が設けられているそ
うです。しかしそれ以外は入場は自由で、なお
かつ内部の写真撮影もOKでした。 |
スルタンアフメット・ジャーミィ
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ブルーモスクをあとにし広場を挟んだ向かいの建物に入ります。こちらはビザンチン建築の
最高峰との呼び声が高いアヤ・ソフィア。 外壁の色が赤いため、ブルーモスクとのコントラスト
が印象的です。4世紀、東ローマ帝国のコンスタンティヌス1世によって建てられたこの寺院
は、千年以上に渡ってギリシャ正教の大本山として君臨し続けました。しかし15世紀にオスマン
帝国によってコンスタンティノープルが陥落すると、今度はイスラム教の寺院に変更されたとの
ことです。今日では再びキリスト教の教会として崇められていますが、外観がイスラム様式なの
にもかかわらず、内部には鮮やかなキリストの壁画が描かれているなど大変興味深い造りとな
っています。古くから東西交易の地として栄え、欧亜の両雄が覇権を争ったという複雑な歴史
を背景に戴く、イスタンブールを象徴する建造物であるといえるでしょう。
アヤ・ソフィア見学を終え、次に向った所がト
プカプ宮殿。
ここは15世紀から20世紀に掛け、バルカン
の地に絶大な権力を振るったオスマン帝の居
城として用いられた宮殿です。
入り口に建つ、「送迎門」は実に堂々たる構
え。内部には数多くの武器や宝物が展示され
ており見応え充分。
また、中庭から望むボスポラス海峡の眺めも
実に見事でした。 |
ボスポラス海峡
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トプカプ宮殿・送迎門
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宮殿内部に展示されている武具
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ひとしきり見学を終え、ユース近くのレストランに入ります。
トルコ料理の代表格といえばやはりケバブ。野菜がふんだんに用いられ、脂っこさが殆どありません。
これなら日本人の口にも合います。
満腹になった筆者は前日の睡眠不足を補うため、少し早めに床につきました。
ケバブはトルコ料理の代表格!
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