1月30日 ミコノス→アテネ





<第十一日>


 ホテルをチェックアウトし、街の散策に出かけます。といっても交通手段がないので昨日回っ
たところを再びノンビリと歩くのみ。


 夏場になると世界中から観光客が集まってくるというこの島も、シーズンオフは本当に静かで
す。それだけに、ゆっくりと自分のペースで散策することが好きな人ならば逆に冬がオススメと
言えるでしょう。


 島の人々もゆったりと暮らしている人たちが多いようです。とある広場では地元の女学生た
ちが昼休みなのか談笑に興じていました。楽しそうだったので筆者もその輪に加わり、記念に
写真を一枚撮らせてもらいました。






ミコノス島で出会った女学生たち




ミコノス・考古学博物館



 彼女たちに別れを告げ、港に向かいます。途中でミコノス・考古学博物館に立ち寄ります。


地味で小ぶりな博物館ですが、ディロス島やバロス島といったキクラデス諸島の島々で発見さ
れた貴重な出土品が展示されておりなかなか興味深かったです。また、一見博物館らしからぬ
真っ白な外壁も印象的でした。






エーゲ海クルーズを楽しんだフェリー

 


 港に着き、しばらくすると昨日筆者が乗ってきた大型フェリーがやってきました。復路用のチケットを渡し、船に乗り込みます。


 船は昨日同様、ティノス島、シロス島を経由しピレウスに向かいます。


 船内にて食事などを済ませ、日も暮れなずむ頃甲板に上がってみました。






 かつてロマン派の詩人・ホメロスが、「ぶどう酒なせる…」と詠んだそのままのエーゲ海に、真っ赤に燃える夕日がゆっくりと沈んでいきました。



ロマン派の詩人・ホメロスが「ぶどう酒なせる・・・」と詠んだ


そのままの  エーゲ海に夕日が沈む