2月17日 (東京→ケアンズ→)シドニー





<第一日>


 筆者を乗せたカンタス航空のQF60便は、朝5時過ぎに経由地であるクィーンズランド州のケ
アンズに到着しました。腕時計の時刻を現地時間に合わせ、直ちに入国審査やセキュリティチ
ェックを受けます。


 目的地であるシドニーへの乗り換え時間を利用してこれら一連の手続きを済ませるようで、
シドニーでの時間を有効に使いたいと思っている乗客にとっては有り難いシステムです。 



入国審査を受けたケアンズ空港




内部はどことなくトロピカルムード



 約1時間ほどの後、飛行機は再び離陸。そして午前11時、ようやく目的地のシドニーに到着
しました。ここで再び時計の針をセットし直します。先にストップしたケアンズのあるクイーンズラ
ンド州と、ここシドニーのニューサウスウェールズ州とでは、夏の間1時間の時差が発生するか
らです。同じ国を南北に移動するだけで、時差が生じてしまうということに、この国の広大さを
感じずにはいられません。


 到着後直ちにエアポートリンクと呼ばれる近郊電車にてダウンタウンへ向かいます。そしてサ
ーキュラー・キーという駅にて下車し、街歩きのスタートを切ります。この日、まず最初に向かっ
たところが王立植物園。ここには世界中から集められた4000種を越える植物が育成されてい
ます。手入れの行き届いた約30ヘクタールに及ぶ園内は見応え充分。レストランやギフトショ
ップなど見学者の利便性を考慮した施設も充実していました。 



空港と市内を結ぶエアポートリンク




手入れの行き届いた王立植物園




    この時期のオーストラリアは真夏とあって、園内は美しい花々が咲き乱れる




 植物園をあとにし、さらに歩を進めます。シドニーハーバーに向かって岬のように突き出した
先端部がミセス・マックォーリーズポイント。


 ここからはシドニー、いやオーストラリアのシンボルとも言える巨大なオペラハウスが、さなが
ら絵葉書の如く美しく見えました。







シドニーのシンボル・オペラハウス




 その後は食事休憩を挟み、開拓時代の佇まいを残すロックスなどをそぞろ歩いて、再びサー
キュラー・キーへ戻ります。ここでシドニーを代表する交通機関のひとつ、フェリーに乗り込み、
シドニー湾のベイクルーズとシャレ込みました。この日は日曜日とあって船内はかなりの大盛
況。海上から眺めるシドニーの街並もなかなかいいものです。




開拓時代の面影を残すロックス




フェリーに乗ってベイクルーズ


「コートハンガー」の異名を持つハーバーブリッジ


洋上からシドニーの街並を眺める

 

 1932年竣工の、「コートハンガー」という異名をとる大きなハーバーブリッジをくぐり抜け、 ダ
ーリングハーバーへ。ここで下船し、向かったところがシドニー・ワイルドライフ。ここはオースト
ラリア特有の動物たちが飼育されている楽しい動物園。もちろん、ここでの一番人気はコアラ
君です。


 一日の睡眠時間が20時間にも達するというコアラは、激しい動きは殆どしません。筆者が訪
れたときも眠たそうにしていましたが、その姿がまたとても愛くるしかったです。また、コアラ以
外にも小型版カンガルーともいえるワラビーや、珍しいトカゲなど、見所は充分です。 


 人気No.1は



      やはりコアラ君!



こちらはワラビー




変わったトカゲも飼育されていた



 その後はセントメリーズ大聖堂、セントアンドリュース大聖堂、さらにタウンホールといったこ
の国を代表する歴史的な建造物をファインダーに収めつつ、街歩きを楽しみます。


 そしてPM7:00過ぎ、予約していたユースにチェックイン。ヴィクトリアビター(VB)というオース
トラリアの名物ビールでノドを潤しながら夕食を済ませ、陽もとっぷりと暮れたPM9:30,再び電
車に乗って市街北部のキリビリポイントへ。




セントアンドリュース大聖堂




タウンホール




セントメリーズ大聖堂




VB(ビクトリアビター)を片手に夕食

 

 ここは政府高官や高所得者の方々の住まいのある高級住宅地。シドニー湾越しに見えるそ
の見事なナイトビューが、まさにここがシドニー市民の憧れの場であることを何よりも雄弁に物
語っていました。




 高級住宅街・キリビリポイントから眺めるシドニーの夜景は、まさにため息の出る美しさ







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