《第3日》  ’09.10.12









▲海鮮丼







▲島田に残る風情ある街並




▲ギネスにも載っているという蓬莱橋







▲熱海駅前にある足湯



▲車窓から望む富士山





▲金色夜叉「貫一・お宮」の像



▲軽便鉄道の機関車。明治40年、当時の人力鉄道(!)に替わって導入されたそうです。








 朝8時過ぎにホテルをチェックアウト。名古屋より米原行き(西行き)に乗って一駅目の尾張
一宮へ。そしてここから今度は浜松行き(東行き)に乗り換えます。名古屋より良い席を確保す
るため、わざわざ一駅戻ったのでした。





 筆者の予想通り、名古屋で大勢の客が降りていきました。フリー切符ならではの特典(?)を
生かし、浜松へ。


 さらに浜松からは3両編成の興津行きに乗り換えます。そして昼過ぎ、途中駅の島田にて下
車。新鮮な海鮮丼を食べて食欲を満たし、腹ごなしにサイクリング。


 ここ島田は、大井川の渡し場として古くから東海道の要衝でありました。


風情ある街並が今も残ります。ペダルを漕ぎ続けると、その長さからギネスブックにも載ってい
るという古風な木製橋「蓬莱橋」(897.4m)が見えてきました。


 通行料がかかるというところが玉にキズですが、維持管理を考えればそれもうなずけます。


筆者も渡ってみましたが、川面を吹き抜ける風が実に心地良かったです。


「越すに越されぬ」と謳われた大井川も、この日は穏やかな表情を見せていました。





 島田からはこの駅始発の電車にてひたすら東進。途中、東田子の浦の辺りからは富士の高
嶺を望むことができました。


 そして午後3時過ぎ、熱海に到着。駅前には温泉の街らしく足湯を楽しめる施設もあります。


しかし、筆者が気になったのは傍らに展示してあった軽便鉄道の古い機関車の方でした。





 足湯で疲れを癒したあとは小説・金色夜叉の舞台となった「お宮の松」を見学し、帰路に着き
ます。


 熱海からは少し贅沢をしグリーン車に乗車。品川到着は夜の6時半過ぎでした。