10月17日 ヴェネツィア⇔ミラノ





<第二日>





水没したサンマルコ広場
 朝食を済ませ、街の散策に出ます。





 しかし、昨夜来の小雨は止まず、サンマルコ
広場のあたりはアクア・アルタと呼ばれる「水
没状態」に見舞われていました。





 急遽予定を変更し、ヴァポレットに乗って大
運河を行きます。


 ここではカラフルな色とりどりの建物や、出
番を待つゴンドラの姿を見ることができます。






 大運河にかかる橋で最も有名且つ壮麗なリ
アルト橋も、ヴァポレットに乗りながらくぐり抜
けました。



色とりどりの建物と出番を待つゴンドラ



リアルト橋
 その後、フェッローヴィアという船着場で下船。目の前のヴェネツイァ・サンタルチア駅の構内
に足を向けます。ここからはイタリア・鉄道の旅です。洗練されたスタイルの特急列車にて西へ
向かいます。

 2時間半後、目的地であるミラノ中央駅へ到着しました。広々とした、いかにも大都市らしい
駅構内が印象的でした。ここからは地下鉄に乗り換え、市の中心部へ。








ミラノ駅構内の特急電車



石畳を行くレトロな路面電車


 モンテ・ナポレオーネという駅で下車し、マンゾーニ通りを歩きます。石畳の道がなんとも言え
ないいい雰囲気を醸し出しています。その上を、年代モノの路面電車が車体をきしませながら
通り過ぎていきました。


 駅よりほど近い、ポルディ・ペッツォーリ美術館に立ち寄り、ヴォッテチェルリやマンティーニャ
などのルネサンスを代表する大家たちの名画をじっくりと見学。イタリアの芸術に触れ、この地
に来たことを強く実感します。


 名画鑑賞の後は、オペラの殿堂として名高いネオクラシック様式のスカラ座や、イタリアを代
表する天才発明家、レオナルド・ダヴィンチの像などをデジカメに収めながら街歩きを楽しみま
す。





ポルディ・ペッツォーリ美術館



天才、レオナルド・ダヴィンチ





オペラの殿堂・スカラ座






ヴィットリオ・エマヌエーレU世のガッレリア




 ミラノと言えば、ニューヨークの五番街やパリのシャンゼリゼと並ぶ世界的なモードの発信
地。その中心的存在ともいえるヴィットリオ・エマヌエーレU世のガッレリアが見えてきました。
上部は鉄骨とガラスがドーム状に組み合わされており、明るい光が差し込んでいました。


高級ブランドショップやカフェが軒を連ね、いつも観光客の姿が絶えません。


 ガッレリアを通り抜けると、壮麗なファサードを誇る巨大な大聖堂が突如目の前に現れまし
た。イタリア最大のゴシックの傑作、ミラノ大聖堂(ドゥオモ)です。







ミラノ大聖堂(ドゥオモ)




 内部に足を運ぶと、ステンドグラスから差し込んでくる淡い光が、大聖堂独特の荘厳さを尚一
層引き立てていました。筆者もこの旅の無事を祈り、大聖堂を後にします。軽く食事を済ませ、
再び地下鉄にて中央駅へ行き、ヴェネツィア行きの電車に乗り込みました。


 僅か半日のみのミラノ滞在ではありましたが、充分満足でした。


 尚、ミラノ−ヴェネツィアの間には「ロミオとジュリエット」の舞台となったヴェローナや、芸術都
市として知られるパドヴァなどいくつもの魅力的な街があるので、機会があったら是非訪れるこ
とをおすすめします。






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