![]() 6月17日 オスロ
<第二日>
![]() ▲城内を闊歩する衛兵 アーケシュフース城を後にし、国立美術館へ向かいます。
ここオスロは先程訪れたムンク美術館に代表されるように、大変芸術への意識が高い街。
ピカソの抽象画やゴッホの自画像、ロダンの彫刻等、展示物が充実しています。
またここにもムンクの代表作である「叫び」が展示されていました。(なお「叫び」は世界に4枚
存在するそうです。そのうちの1枚が先日、アメリカのオークション「サザビーズ」で最高額をつ け、話題になりました)
ヨーロッパの芸術を十分堪能し、ノーベル平和賞の記念式典が開かれることで知られるオス
ロ市庁舎のすぐ近くの波止場より、水上バスに乗ります。 海を渡り、着いた所がヴィグドイ地区にあるヴァイキング船博物館。ここ北欧は古くからヴァ
イキングの活動(海賊行為)が盛んだった所でもあります。黒く塗られた巨大な船は迫力があり ました。
博物館巡りを終え、再び水上バス、及びトラムと乗りつないでフログネル公園へ。
ここにはグスタフ・ヴィーゲランという彫刻家によって作られた男女の様々なポーズの像が無数
に並べられています。 ここでの一番人気は「怒りん坊」と呼ばれる赤ちゃんの銅像。大勢の観光客が写真を撮って
いました。また無数の人間が折り重なって一本の石柱を形成している「モノリッテン」も大変印 象的。作者のヴィーゲラン自身が、この像に対する解釈を見る者に委ねており、存在自体が謎 めいています。 ムンクといい、ヴィーゲランといい、この様な芸術家を生み出したノルウェーの神秘性にただ
圧倒される筆者でした。
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