6月18日 オスロ→フロム〜ベルゲン





<第三日>


 ホテルをチェックアウトし、オスロ中央駅へ向かいます。


 移動が中心となったこの日、まず8:11発の「ベルゲン急行」に乗り込みオスロを出発。スカン
ジナビアの大地を疾走します。


 川沿いや豊かな森林の中を、いくつかの小駅に止まりながら走り続けること約5時間。


列車はミュールダールの駅に到着しました。


 あたりは小雨がぱらついていて肌寒い・・・。すぐさま入線してきた「フロム鉄道」へ乗り換えま
す。





▲ベルゲン急行



▲こちらはフロム鉄道




▲フロム鉄道・随一のスポットはここ、ショース滝


 このフロム鉄道はなんと言っ ても絶景が自慢。車窓からは、 豪快に流れ落ちるいくつもの名 瀑をのぞむことができます。





 その中でも特に大迫力のショ ース滝のところで電車は一旦停 車。筆者も他の乗客にならい、 ここで一時下車します。轟音と 水飛沫がすごい!






 滝のすぐ横では、妖精に扮し た踊り手がパフォーマンスを演 じていました。実に心憎い演出 です。



▲妖精に扮した踊り手がパフォーマンスを演じる


 ショース滝から、列車は徐々に勾配を下りつつPM2時過ぎ、終点のフロム駅に到着。


あたりはこれからフィヨルドクルーズに旅立つであろう、大勢の観光客でにぎわっていました。


 尚、ここフロムにはフロム鉄道のちょっとした博物館も建てられており、こちらもなかなか興味
深い展示がなされていました。





▲フロム鉄道博物館



▲展示されていた昔の車両





▲クルーズ船にてフィヨルドへ



▲フロムの港を出航



▲切り立った山肌の横を巡航
 ここで一息ついた筆者は、一隻のクルーズ 船に乗り込み、今回の旅の前半のハイライト ともいえる、世界最大の「ソグネフィヨルド」ク ルーズに出航します。





 クルーズ船は、左右から迫る山肌の間を、 すり抜けるように巡航します。






世界遺産・ネーロイフィヨルドとの分岐のあた りはうっすらと霧が立ち込め、実に幻想的な 光景でした。




▲ノルウェー観光のハイライトはここ、ソグネフィヨルド





 このような懐の深い大自然が、ヴィーゲランやムンクのような、個性的な芸術家にインスピレ
ーションを与えたのではないかと思います。


そ の後船は、フィヨルド沿いにある小さな村々に立ち寄りながら、PM8時過ぎ、ようやくベルゲ
ンに到着。船着場からは、こちらも世界遺産に登録されている、ブリッゲン地区のカラフルな建
物群を見ることができます。





▲船はいくつかの


村々に立ち寄っていく


▲終着地ベルゲンにある世界遺産・ブリッゲン地区





 13世紀以降、ドイツのハンザ商人たちによって繁栄をもたらされたこの街は、とてもメルヘン
チックな雰囲気に包まれていました。


 遠い異国の地に来たことを改めて実感しつつ、「前半のハイライト」を締めくくる筆者でした。








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