6月19日 ベルゲン→ストックホルム





<第四日>


 ここベルゲンは、ノルウェーの生んだ偉大 な作曲家、エドヴァルド・グリーグが「ペール ギュント組曲〜朝」を作曲したところとしても 知られています。





 筆者も、そのフルートベースの軽妙ながら 奥深い調べを耳にしつつ、起床。やはり本 場で聞くメロディーはまた格別です。


 ホテルで朝食ビュッフェを取り、バスにて空 港へ向かいます。ここから空路、スカンジナ ビア半島を横断するために・・・。




▲ベルゲンのホテルで朝食



▲アーランダエクスプレスでストックホルム市内へ
 飛び立つこと約1時間半で飛行機はスウェ ーデンの首都、ストックホルム・アーランダ国 際空港に到着。





ここストックホルムもオスロと同様、空港から 市内までのアクセスに恵まれています。黄色 いボディが特徴のアーランダエクスプレスに て、ストックホルム中央駅に到着。






駅そばのホテルにチェックインし、ランチを 済ませます。


 ここでも24時間有効の「ストックホルムカード」を入手し、地下鉄とバスを乗り継いで世界遺
産・ドロットニングホルム宮殿へ。


メーラレン湖の畔に建つこの優雅な宮殿は、「北のヴェルサイユ」の異名を持ちます。


丁寧に手入れが行き届いた庭園の美しさも、実に見事。







▲「北のヴェルサイユ」の異名を持つ、世界遺産・ドロットニングホルム宮殿






▲宮殿の庭園も見事


▲メーラレン湖


 またここには19世紀、ヨーロッパ貴族の間で 流行したという中国風の屋敷も残されており、 東洋と西洋の建築様式の違いを見比べること もできてなかなか興味深かったです。





 その後は市の中心部に戻り、国立美術館 へ。ここは古今の絵画や彫刻の展示も素晴ら しいのですが、著名なデザイナーによる北欧 家具の展示が特に充実しています。



ハンス・ウェグナーやアルヴァー・アールト等、 北欧を代表するデザイナーの作品を一堂に集 めたこの展示は、さすがこの地ならではだなと 思いました。



▲宮殿内にある中国風の屋敷


▲国立美術館内の


北欧家具の展示



▲「北のヴェネチア」と呼ばれる、ストックホルムの美しい街並





 その後は「北欧のヴェネチア」と呼ばれるここストックホルムの美しい水辺を散策しつつ、旧
市街として知られるガムラ・スタンへ。


 ここストックホルムは、ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルの出身地としても有
名です。


 その彼の名を冠した「ノーベル博物館」を見学。


 館内は、過去の歴代受賞者にまつわる展示が中心。特に湯川秀樹氏(物理学賞)や川端康
成氏(文学賞)の紹介などを見学したときは、同じ日本人として誇らしい気持ちになりました。








▲ノーベル博物館



▲アルフレッド・ノーベルのデスマスク



▲日本人初の受賞者・湯川秀樹氏の展示



▲こちらは川端康成氏の展示


 ガムラ・スタンからは再び中心街へ戻り、夕食をとった後ホテルへ。


折りしもこの時期、ヨーローッパは欧州フットボール選手権の真っ最中。丁度この日は、スウェ
ーデンが強豪・フランスと対戦していました。


 試合はチームの大黒柱・イブラヒモビッチ選手の見事なボレーシュートでスウェーデンがフラ
ンスを撃破。


ストックホルムの街は、遅くまで盛り上がっていました。








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