6月20日 ストックホルム〜





<第五日>


 ホテルを発ち、ストックホルム市庁舎へ向 かいます。





 指定された時間に、ガイドツアーのみによ って内部の見学が許されているこの市庁舎 の最大の見どころは「黄金の間」。






毎年ノーベル賞の祝賀晩餐会が開かれる 場所として名高いところです。その名の通り きらびやかな内装は、まさに栄誉ある賞の 式典に相応しい豪華な造りでした。



▲ストックホルム市庁舎


▲ストックホルム市庁舎内の「黄金の間」。毎年、ノーベル賞の祝賀晩餐会が開かれる





 市庁舎を後にし、昨日同様ガムラ・スタンへ足を運びます。


 ここストックホルムには、18世紀に建造されたという大変立派なスウェーデン王宮があり、内
部には博物館等も設けられています。


 王宮の中庭に回り込むと、そこには大勢の人だかりができていました。間もなくすると鼓笛隊
の演奏と共に、衛兵の一団が現れました。


 ここストックホルムにもロンドン等と同様、衛兵の交代式があります。


 勇壮な音楽のリズムに合わせ、入場してくる兵隊たちの姿は実に凛々しいと思いました。





▲スウェーデン王宮にて



▲衛兵の交代式



▲「ガムラ・スタン」と呼ばれる歴史的な街並
 交代式を見学し、ガムラ・スタンの散策を続 けます。この地は元々スタッツホルメン島とい う小さな島でしたが、13世紀以降整備が進 み、ストックホルムの中心地として栄えまし た。





 その後一時荒廃したものの、今日では中世 さながらの歴史的街並が人気を呼び、多くの 観光客が訪れる屈指の観光スポットとなって います。









▲リッダーホルム教会


▲巨大な祭壇





 そんなガムラ・スタンの中でも、スラリと伸びた尖塔が 目立つ、リッダーホルム教会へ足を運びます。内部は大 変荘厳な雰囲気で、キリストの姿を描いた巨大な祭壇が 印象的でした。
 ガムラ・スタン散策を終え、今朝方チェックアウトしたホテルに一旦戻ります。

昨夜宿泊したここノルディック・シー・ホテルには、話題の「アイスバー」があるのです。


 筆者も頭からすっぽりと防寒着をかぶり、いざ店内へ。内部は気温摂氏・マイナス5度に保た
れており、寒い!


 カウンターテーブルやイスは、すべて氷でできています。ドリンクを注ぐグラスももちろん氷。


 淡いブルーの光も演出効果抜群。とても不思議な体験ができて、面白いと思いました。





▲アイスバーの入り口

▲グラスも氷でできている



▲カウンターや中の装飾もすべて氷。


まるで別世界だ


 ほろ酔い気分のまま、ホテルを後にし、地
下鉄にてヴァータハムネン港へ。





 ここからバルト海のワンナイトクルーズへ
出発するためです。





 今晩筆者が乗る船はエストニア・タリン行
きの国際大型客船・バルチック・クィーン
号。



船内はレストラン、ショップ、バー、ゲームコ
ーナー、ディスコなど、乗船客を飽きさせな
い設備も充実。



▲バルチック・クィーン号でバルト海クルーズへ



▲船内のバーでお酒や音楽の


生演奏を楽しむことができる


  広い船内をそぞろ歩いているうちに夕食の時間となった為、レストランへ。


この夜のディナーは北欧名物「スモーガスボード」。


 フレッシュな野菜やサーモン、エビなど見た目にも美しいこの料理は味も絶品。おかわりも自
由なのでついつい食べ過ぎてしまいます。





▲ヴァイキング形式のディナー



▲北欧名物「スモーガスボード」


 腹を満たし、キャビンに戻って小休止。ひと眠りして目が覚めたら、時計の針はAM1時を回っ
ていました。カメラをもってデッキへ出ます。


 この時期の北欧はまさに白夜の季節。遥か彼方には、完全に沈むことのない太陽が、バルト
海の海を、鮮やかな葡萄酒色に染めていたのでした。




▲完全に沈むことのない「白夜」の太陽が、バルト海を染めていた


(午前1時過ぎ、デッキより撮影)








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