![]() 3月12日 ワシントンDC
<第五日>
昨日より投宿しているここ、ホステリング・インターナショナル・ワシントンDCはロケーションが
抜群に良く、主な観光名所に非常に近いんです。 今朝も早々にユースを発ち、徒歩にてホワイトハウスに向かいます。2001年のアメリカ同時
多発テロ以来、政府関係の建物はとても警戒が厳しくなってしまいました。以前は内部を見学 できたというここホワイトハウスも今では一般観光客の場合、若干離れた場所より写真を撮る ことが許されるのみ。しかし、このアメリカを象徴する建物を見ることができただけでも筆者は 充分に満足しました。 ![]() ホワイトハウス
気を取り直し、さらに歩を進めます。そして白亜の神殿風の建物の中に入りました。ここは、
言わずと知れた第16代大統領、エイブラハム・リンカーンのメモリアルです。 巨大な肘掛け椅子にドッカリと鎮座するその姿は、今もなお、英雄として米国国民より圧倒的
な支持を得ている何よりの証でしょう。"Government of the people,by the people,for the people."(人民の、人民による、人民のための政治)という民主主義の理念を唱えたその科白 はあまりにも有名です。見所の多いDCの中にあっても、ここの集客力の高さには凄まじいもの がありました。 ![]() 合衆国 第16代大統領・A.リンカーン
ここからは昨日同様、再びスミソニアンへ。その中の一つ、「国立アメリカ歴史博物館」へ入り
ます。 ここは文字通り、建国以来、いや以前からのアメリカの歴史そのものを見学できる博物館で
す。館内には19世紀の古い家具や部屋が忠実に再現されているフロアーや、「古き良き時 代」の象徴ともいえる幌馬車が展示されているコーナー、その後急速な発展を遂げていった自 動車や機関車などが飾られているコーナーなどが設けられ、大変興味深いです。歴代大統領 と、そのファーストレディーのコーナーなんてのもありました。 ここで初めて知ったのですが、初代のワシントンから数え現在の第43代ジョージ・W・ブッシ
ュに至るまでの大統領で、暗殺されたものが第16代のリンカーンをはじめ計4人。未遂も含め れば、おそらく相当な数に上るのではないでしょうか。まさに命懸けの仕事なのだなと思いまし た。 それにしてもスミソニアンは魅力的な場所です。とても2日ばかりでは全く時間が足りません。
最低もう2日は欲しいところでした。
国立アメリカ歴史博物館には「古き良きアメリカ」を思わせるものも多く展示されている ![]() |