![]() 9月7日 上下−広島−大野〜宮島
矢野温泉のキャンプ場を出発し、R432を快走します。そして河内ICより山陽道に入り、西へ
向かいます。さらに広島東ICにて山陽道を離れ、安芸府中道路を経由して広島市街へ。まず 訪れた所が平和記念公園。やはり広島といえば、あの戦争の悲劇を思い起こしてしまいます。 傷跡もいまだに生々しい原爆ドーム。そして平和記念資料館に展示されている数々の戦争遺 品。公園内の動員学徒慰霊塔や、原爆の子の像の前には今日も沢山の千羽鶴が供えられて いました。
平和記念公園を後にし、R2を走り出します。廿日市を過ぎ、大野町の宮島口へ。そしてわず
か10分ほどフェリーに乗り、対岸の宮島へ。野生の鹿たちの出迎えを受けながら厳島神社へ 向かいます。神社内はまさに平安絵巻を彷彿とさせるような世界。かつて平清盛や毛利元就と いった時の実力者によって造営、改築が施された本殿は威厳に満ちていました。 厳島神社を後にし、本日のキャンプ地である「包ヶ浦野営場」に向かいます。ここ包ヶ浦は弘
治元年(1555)、かの「厳島の戦い」で毛利元就が上陸した所という言い伝えが残っています。 しかし、テントを張り、夕食のパスタを茹で始める頃になると、においを嗅ぎつけたのか立派な
角を生やしたシカさんたちがあちらこちらから寄ってきました…。「オイオイ、邪魔しないでくれ よ!アッ!ゴミ袋を開けられてしまった。コラ〜ッ!」何とか食事を終えたものの、本当の悪夢 は深夜に襲ってきました。テントがなにやらガサゴソと揺り動かされます。恐る恐るテントを開 け、ライトをつけてみると…闇夜に光る怪しい目。「ヒエ〜!勘弁してくれよー!頼むから僕を 襲わないでくれよ〜!」絶叫が木魂する中、こうして恐怖の夜は更けていくのでありました。。。
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