9月8日  宮島〜大野−秋芳−萩





 ほとんど満足に眠れないまま朝を迎えます。夜行性の鹿たちはひとまずねぐらに帰ったよう
で、だいぶ数が減っていました。荷物をまとめ、フェリー乗り場へ。”恐怖”におびえた島を後に
します。。。


 再び宮島口に戻り、R2をしばらく走って大野ICより山陽道へ。岩国より山口県に入り、そして
美祢ICにてR453に下ります。向かった所が秋吉町の秋芳洞。”東洋一”と称されるこの鍾乳洞
は、今からおよそ30万年前から形作られてきたそうです。内部ではライオン岩や黄金柱など、
ユニークな鍾乳石を見学することができます。


秋芳洞からは日本最大のカルスト大地・秋吉台へ。コチラは何と3億年前に誕生した珊瑚礁の
名残だそうです。その後の地殻変動にて石灰岩層が地上に隆起し、やがて雨水に浸食されて
今のような地形が出来上がったとの事。いやはや、勉強になりました。






秋芳洞・黄金柱




秋吉台





松下村塾

 秋吉台を後にし、R490などを経由して萩市の松陰神社へ。ここにはかの吉田松陰縁りの「松下村塾」があります。ここから高杉晋作や伊藤博文が巣立っていったのかと思うと感慨深いものがありますね。


さらに毛利家の菩提寺・東光寺や木戸孝允旧宅、高杉晋作旧宅なども見学しました。この萩という街は、かつての幕藩時代の面影を今日でも色濃く残しており、見所が豊富です。



この日の宿は萩のユースホステル。全国から旅好きの連中が集まってくる所だけに、情報交換にはもってこいでした。