9月11日  長崎−国見〜長州−熊本





 朝9時ごろユースを出発。どうやら大型台風が接近しているようで風が強かったです。今後の
スケジュールに支障をきたさなければ良いのですが…。長崎からR34、R251と走って飯盛町
へ。さらに諫早、森山と経由して愛野町より「広域農道・雲仙グリーンロード」を快走。そして国
見町の多比良フェリーターミナルに到着。ここから対岸の長洲港(熊本県)へ渡ります。島原湾
は内海だけあって、波は実に穏やか。台風の影響などほとんど受けず、時間通りに長洲港へ
着岸しました。


 長洲からはR501を走り、さらに天水町にて県道へ。ここからは急カーブの連続するワインデ
ィングロード。途中、その名も「峠の茶屋」公園にてランチタイム。夏目漱石の小説「草枕」の一
節にも登場する由緒ある茶屋だそうです。名物の「だご汁定食」を注文。山梨名物の「ほうとう」
に良く似たこの郷土料理は、かの加藤清正公も好んで賞美されたといいます。


腹を満たした筆者は、その清正公が築いた城・熊本城へ。3つの天守閣を持つ、まさに天下に
誇る名城。かつて明治10年(1877)の西南戦争において、谷干城率いる政府軍がたてこもり、
薩軍の猛攻を退けたという話は有名です。


 熊本城からは県道をしばらく走り、水前寺成趣園へ。ここは肥後・54万石の藩主・細川氏の
庭園として造園されたところです。築山や池の配置が実に見事。肥後細川家初代・忠利公の
立派な銅像もありました。また、かつて京都にあり、かの細川藤孝公(忠利公の祖父)が八条
宮智仁親王に古今和歌集を教えたという「古今伝授の間」も移築・復元されていました。


水前寺成趣園を後にした筆者は、ここから程近いR3ぞいのホテルにチェックイン。果たして台
風の進路はどうなったのか、明日以降の天気が実に気になるところです。






熊本城



水前寺成趣園






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