![]() 9月12日 熊本−松橋−鹿児島〜桜島
朝、テレビをつけ天気予報をチェック。どうやら東海地方が大雨に見舞われている模様。今
後の天候については依然として予断を許さない状況が続きそうです。そんな中、R3を走り出し ます。富合、宇土と過ぎ、松橋ICより九州自動車道へ。東の空には分厚い雲がかかっていまし た。 長いトンネルをいくつも抜け、鹿児島県へ。ウ〜ン、ついにここまで来たか…。さすがに感慨
深いものがあるな〜。そして姶良(あいら)ICにて高速を離れ、R10を南下。鹿児島市内に入 り、まずは多賀山公園へ。ここには薩摩出身の旧帝国海軍元帥・東郷平八郎の銅像がありま す。付近には西南戦争の慰霊碑や、薩英戦争の砲台跡などもあり、歴史好きにはなかなか興 味深いスポットでした。 多賀山公園を後にし、再びR10を走って鶴丸城跡へ。ここはかつて薩摩77万石の太守・島津
家の居城があった所。現在では石垣や堀が残るのみですが、さすがに大藩だけあってその貫 禄が充分に伝わってきました。また、近くにはお馴染みの西郷隆盛の銅像も建てられていま す。 鶴丸城跡からは山道を走り、西郷終焉の地として名高い城山へ。真正面に見えるはずの桜
島は雨雲に隠れてしまっていました。一万人を超える犠牲者を出してしまった西南の役。日本 が近代国家へと変貌を遂げていく過程での、産みの苦しみといえばそれまですが、果たして西 郷どんは本意だったのか…。ここ城山は今回のツーリングの「折返し地点」として実に相応しい 場所であると、我ながら思いました。 城山を後にした筆者は、鹿児島港フェリーターミナルへ。そしてわずか10数分間船に乗り、
対岸の桜島へ到着。このフェリーは鹿児島−桜島間を頻繁に往来する事が出来る様、前後の 形状が対称になっています。 桜島についた筆者は、今日の宿である「桜島ユースホステル」へ。地下に温泉があるという珍
しいユースでした。
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