![]() 9月20日 粉河−九度山−明日香−斑鳩−奈良
早めにホテルをチェックアウトし、再びR24を東へ。高野口町まで来たところで国道を離れ、
九度山(くどやま)へ。紀ノ川を渡り、「真田庵」に到着。ここはかつて真田昌幸・幸村父子が、 関ヶ原の戦いにおいて西軍に与した咎を受け、徳川家康によって流されていた場所です。六連 銭の家紋が入った重厚な門をくぐり抜けて敷地内へ。現在はお寺になっています。徳川家打倒 を夢見ながら、慶長16年(1611)、この地で生涯を閉じた父・昌幸のお墓もありました。あとを受 けた息子の幸村は、慶長19年(1614)かの名高い「九度山脱出」を果たし、豊臣家再興のため に大阪へと旅立ちます。まさに真田父子の「夢の跡」…。 九度山を発ち、再びR24を走ります。橋本を過ぎ、五条市から奈良県へ入りさらにR370、R169
と走りつないで明日香村へ。いわずと知れた古代史の宝庫。まず最初に向かった所が高松塚 古墳。極彩色の壁画がこの古墳の特徴です。8世紀初頭のものとされ、埋葬者は刑部(おさか べ)親王との説が有力だそうです。また、付近には猿石、亀石といった謎の石造物も数多く点 在していました。
続いて見学したところが石舞台古墳。蘇我馬子の墓という見方が一般的です。かつては盛土
に覆われていましたが、後に盗掘にあい、土が剥ぎ取られてしまったそうです。現在では石室 の内部まで見学が可能。 明日香村をあとにし、R169、R24、R168などを経由して斑鳩(いかるが)町へ。町役場にてパン
フレットをもらい、田園の中の藤ノ木古墳を見学。男性二人が合葬されていたというこの古墳 は、いまだに謎が多いそうです。 藤ノ木古墳からは、ここからすぐそばの法隆寺へ。ご存知・聖徳太子ゆかりの寺として有名
です。金堂や五重塔、夢殿などを見学。境内は西大門、南大門、東大門など、いくつもの門を そなえているのでとてつもなく広かったです。さすがにかつての政治の中心地であったというこ とを強く実感させられました。斑鳩からはR25、R24と走りつないで奈良市へ。「青少年会館ユー スホステル」が、この日の宿となりました。 ![]() |