11月27日 名瀬−大和−宇検−瀬戸内−住用−名瀬





 荷物をまとめホテルを出発。空は生憎の小雨模様。海沿いの県道をしばらく走ります。大和
村の役場近くにて、群倉(ぼれぐら)と呼ばれる高床式の倉庫を見学。貯蔵場所を高くし、内部
の穀物を湿気や動物の害から守っていたといたとの事です。また、釘が一本も使われていな
いなど、建築学上からも大変貴重なものだそうです。群倉を見学した筆者は山側に進路をと
り、奄美随一の名曝・マテリヤの滝へ。落差こそあまりないものの、自然の中に突如姿を現す
この滝は、周囲の雰囲気がとても神秘的。ホッと一息つけるスポットでした。滝からは再び県道
に戻り、シーサイドツーリングを楽しみます。どうやらお天気のほうも回復に向かっているようで
した。焼内湾の海岸美が実に見事。さらに、おだやかな入江の向こうにはこれまた美しい島影
が見えてきました。”亜熱帯”という表現がピッタリの加計呂麻島。ここも機会があれば訪れて
みたいと思いました。






群倉




マテリヤの滝





加計呂麻島




ホノホシ海岸



 瀬戸内町の古仁屋を過ぎ、島最南部のホノホシ海岸へ。荒波に削られた直径約10cmほど
の丸い石が無数に転がっていることで知られるこの海岸には、奇岩や洞窟なども存在し、実に
不思議なイメージを覚えます。異国、というより異星?の風景を想像させてくれるエリアでした。


ホノホシ海岸からは再び古仁屋に戻り、R58を北上。尚、この国道・58号線ですが、鹿児島
市内を起点になんと種子島、そしてここ奄美大島を経由し、さらには沖縄本島までも南北に縦
断しているという日本最長(!?)の国道なのです。住用村を過ぎ、名瀬市へ戻ります。実に変
化に富んだ楽しい奄美での一日となりました。