![]() 12月30日 シェムリアップ⇔アンコール
<第三日>
朝9時、バイクタクシーに迎えに来てもらいます。今日は彼に世界遺産として名高いアンコー
ル遺跡群を案内してもらうためです。 再びリアシートに跨り、いざアンコール遺跡へ。遺跡はシェムリアップのダウンタウンからバイ
クで約20分の所にありました。途中、チケット売り場に立ち寄るのですが、観光客はそこで顔 写真を撮られます。その写真がチケットにプリントアウトされ、自分専用のチケットが渡されると いうシステムです。転売を防ぐのが目的らしいのですが、いい記念になって面白いと思いまし た。
の時を超えて、訪れる者に安らぎを与えてくれます。 ![]() アンコールトム・「クメールの微笑」と呼ばれる観世音菩薩像 その後筆者は、象の壁面彫刻がいくつも並ぶ「象のテラス」、その奇怪な形状が謎を呼ぶ変
則ピラミッド寺院「タ・ケウ」などの興味深い遺跡群を見学。とりわけ巨大なガジュマルの木の根 にすっぽりと取り込まれてしまった古寺院「タ・プロム」においては、大自然の持つ無限のパワ ーに圧倒されました。
それにしても暑い!日本の夏も確かに暑いですが、さすがに東南アジア奥地の蒸し暑さはハ
ンパじゃありません。道端で売られていたカットパインを思わずほおばります。小休止を挟みつ つ、筆者はいよいよ本日の最終目的地、アンコールワットへ。 濠を渡って寺院の敷地内に足を踏み入れます。そのまま参道を進んでいくと、三本の特徴的
な塔が見えてきました。大きい。無数に造られた彫刻群の造形も実に見事。聞くところによる と、独特の宇宙観を表現しているそうです。800年前のクメール王朝の権威たるや恐るべしとい った所でしょう。今日でもこの建物はカンボジア国旗の中央に描かれており、国民の精神的な 拠り所となっています。 ![]() カンボジア国民の精神的拠り所「アンコール・ワット」 独特の宇宙観を表現しているという アンコールワットを充分満喫し、再びホテルへ。バイクタクシーの運転手に明日の空港までの
運転を依頼し、そこで彼と別れました。
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