10月19日 リュブリャナ⇔ブレッド湖





<第四日>


 バイキング形式の豪華な朝食を楽しんだ後、リュブリャナ駅へ向かいます。スロヴェニア国鉄
の電車、さらにはローカルなバスと乗り継いでブレッド湖へ。





ホテルの朝食バイキング



スロヴェニア国鉄の車両


 オーストリアとの国境に程近いユリアン・アルプスの山懐に抱かれたこの地は、まるでおとぎ
話の世界に迷い込んだかのようなメルヘンチックな景観を誇ります。コバルトブルーの湖面と、
紅や黄色に色づいた樹々とが見事なコントラストを描いていました。


 湖畔に聳える古城はその名もブレッド城。西暦1011年にカステルム・ヴェルデとして始めて文
献に登場したという由緒正しき名城です。登城するため、険しい坂道を登ります。城の入り口
にたどり着いた頃には、汗だくになってしまいましたが、それもまた心地良かったです。


 もちろん、城内からの眺めも抜群。湖面に浮かぶ聖母被昇天教会が、見る者すべてに安ら
ぎを与えてくれるかのように、静かに佇んでいました。





ユリアン・アルプスの美しい山並



ブレッド城



城内の中庭



ブレッド湖名物・マスのグリル


ブレッド湖に浮かぶ聖母被昇天教会




 美しい景観を楽しんだ後は、お待ちかねのランチタイム。この湖で獲れた新鮮なマスのグリ
ルを食します。これがまたクセもなく絶品でした。





鉄道博物館に展示されている蒸気機関車
 メルヘンの世界を楽しんだ後は、バスにてリュブリャナに戻ります。


 そして向かった所が鉄道博物館。ここスロヴェニアは、旧ユーゴ圏随一の鉄道王国。タイムスケジュールもかなり正確です。


 構内には、かつてバルカンの大地を疾走した蒸気機関車たちが、イブシ銀の光を放っていました。中には動態保存されているものもあるというから、マニアには嬉しい限りです。






 博物館を後にし、リュブリャナの旧市街へ。小ぢんまりとした街ではありますが、落ち着いていて雰囲気もなかなかGood。


 中心部を流れるリュブリャニツァ川にかかる橋のたもとには、この街のシンボル・ドラゴンの
ブロンズ像が建てられていました。





リュブリャナのシンボル・ドラゴン



リュブリャナ城


 さらに歩を進め、ケーブルカー乗り場へ。小高い丘の上に建つ、リュブリャナ城を目指しま
す。整備の行き届いたこの城は、市民の憩いの場として親しまれています。城内にはチャペル
や土産物売場、カフェなども設けられていました。もちろんここからの眺めも抜群です。


 城を降り、旧市街へ戻る頃にはかなり暮れなずんでいました。ライトアップされて闇に浮かび
上がった三本橋(トロモストウイエ)が、実に幻想的なムードを醸し出していました。




ライトアップされた三本橋(トロモストウイエ)






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