10月21日 ダブリン→ボンラッティ→モハー→ダブリン


<第三日>

 朝6時過ぎ、ホテルを発ち、徒歩にてダブリン・ヒューストン駅へ向かいます。

この日は丸一日をかけ、アイルランドを東西に横断するツアーに参加します。

駅に到着すると、何人かの参加者とツアースタッフの方たちがおしゃべりをしていました。

 プリントアウトしてきた参加用紙とチケットを交換し、既に入線していた列車内へ。

早朝にも関わらずけっこうな乗客の数です。



▲アイルランドを横断!列車の旅(ダブリン・ヒューストン駅にて)


 そして7時過ぎ、列車は西へ向け出発。気分は高まりますが、空模様が怪しい・・・。とうとう雨も

振りだしてしまいました。

 スタッフの方曰く、これから向かうアイルランド西部は大変雨が多く、一年のうち3/4が雨だとのこと・・・

これには自称「晴れ男」の筆者も敵いません。

 ここアイルランドが、他のヨーロッパ諸国と比べ、どことなく物悲しい響きを持つのは、このドンヨリとした

空模様と無関係ではないでしょう。しかしながら列車はアイルランド中部の高原地帯を快調に走り抜けて

行きます。

 途中駅にて乗り換えを済ませ、9時、この国第3の都市であるリムリックに到着。ここでツアー一行はバスに

乗り換え、最初の目的地であるボンラッティ城に到着しました。お城はやや小ぢんまりとした立方体のような

造りですが、それだけに改めて異国の地に来たことを実感させてくれます。

 内部に入ると思ったよりも広く、多くの部屋があって見応えがありました。



▲リムリック・ボンラッティ城に到着

▲城の内部は意外に広い

 ここボンラッティには、城に隣接して100年以上前のアイルランドの庶民の暮らしを再現した民芸村も建てられて

います。かつての学校や酒場、診療所など見て回るとけっこう面白いです。

 また、木造の古い家では素朴なお菓子作りなども行われていました。



▲民芸村の街並

▲お菓子作りが行われていた

 ボンラッティを後にし、一行をのせたバスは大西洋に面した小さな村、ドゥーリンにてランチタイム。この地で

獲れたというアトランティック・サーモンに舌鼓を打ちました。

 また、ここドゥーランからは「アランセーター」で名高いアラン諸島の島陰を望むことができます。いつかは行って

みたいものだなと思いました。



▲アトランティックサーモンに舌鼓

▲アラン島の島影も

 小休止を終えた一行は、ここから程近いモハーの断崖へ。

ここは、アイルランド観光のまさにハイライトともいえるスポットで、高さ200mの断崖が、大波のうちつける

大西洋にせりだしています。

 生憎の天気ではありましたが、崖の際にたつオブライエン塔から見下ろす絶景は実に圧巻でした。



▲モハーの断崖は圧巻の眺め!


▲断崖の傍に建つオブライエン塔

▲ビジターセンターのカフェで小休止

 また、昨日訪れたグレンダーロッホ以上にこちらもビジターセンターが充実しており、各種展示物の見学は

もちろん、土産物の購入やカフェレストランでの休憩など、旅行者は思い思いのひとときを過ごすことができます。

アイルランド随一の景勝地を後にした一行は、珍しい石灰岩の丘陵が広がるバレン高原に立ち寄ったあと、

ゴールウェイヘ。



▲石灰岩が広がる

バレン高原

 時刻は既に6時近くなり、日も暮れはじめました。ダブリン行きの列車に乗る前に、少し早いディナータイムを

楽しみます。

 定番のギネスビールに、赤茶けたスープが特徴のアイリッシュシチューを注文。よく煮込んでありとても美味しいです。

若干空模様が残念でしたが、丸一日アイルランドのカントリーサイドの旅を満喫できました。



▲ゴールウェイのパブにてディナータイム

▲ギネスにアイリッシュシチュー!最高!



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