10月22日 ダブリン→サンティアゴ・デ・コンポステーラ


<第四日>


 3泊したユースをチェックアウトし、ヒューストン駅近くのバス乗り場へ。

アイリッシュ・カラーのエメラルドグリーンに塗られた2階建てバスに乗ってダブリン国際空港へと向かいます。

運よく眺望のよい2階部分の一番前の席に座れたため、最後までダブリン市街の様子を楽しむことができました。


▲アイリッシュカラーの2階建てバスで空港へ

▲特等席から市街の眺めを楽しむ
 約30分にて空港に到着し、チェックインを済ませてダイナースのラウンジにて軽く昼食をとります。

この日のフライトは、エアリンガス社のサンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)行きの便です。

 大西洋上空をひとっ飛びし、ヨーロッパ大陸に渡る。約2時間のフライトですが、アイルランドとスペインには1時間

の時差があるため、時計の針を1時間早めました。

 ゆっくりとする間もなく着陸し、飛行機を降ります。

 尚、アイルランド・スペイン両国とも通貨はユーロを採用しているため、面倒な入国審査などはなく、有難たいと

思いました。


▲アイルランドからスペインへ!

▲サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街
 ここスペイン北西部であるガリシア地方は、同国の他の地域とは異なり、年間を通して雨が多く、この季節は

肌寒いです。バスにて市街地に向かいましたが、空模様は不安定で青空がのぞいているにもかかわらず、

雨が降っているといった具合でした。

 しかし、市街地の雰囲気はなかなか良く、歴史を感じさせてくれる古い街並みがとても印象的です。

予約をしておいた宿にチェックインを済ませ、旧市街の中心部であるキンターナ広場へ。

 ここサンティアゴ・デ・コンポステーラは、エルサレムやバチカンと並ぶキリスト教の聖地。

特にここはフランス西部のピレネー山麓から続く巡礼路のゴール地点です。

 広場には、長く苦難に満ちた巡礼路のゴールにふさわしい、巨大な大聖堂が実に堂々とした姿で巡礼者たちを

迎えていました。



▲サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂!ピレネー山脈から続く巡礼路のゴール地点だ


 その姿を目の当たりにした瞬間、キリスト教徒ではない筆者でさえ、思わず言葉を失ってしまいました。

全行程を徒歩で来た熱心なクリスチャンにとっては、大変な感動を覚えたことでしょう。

 尚、ここサンティアゴ・デ・コンポステーラが聖地の一つとして呼ばれるのは、キリスト十二使徒の最後の殉教者

となった聖ヤコブ(サンティアゴ)の亡骸が、この地に流れ着いたことに因んでいるそうです。

広場周辺を散策した後は、ホテルに戻って洗濯を済ませ、日も暮れなずむ頃、再び旧市街へ。

やはりスペインといえば、バルに入らずにはいられません。


 ここサンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシア地方は、魚介類が豊富だそうで、店内にはそれらに舌鼓を

打つ大勢の客で賑わっていました。

 筆者も彼らに混じってセルベサ(ビール)を注文。今回の旅で唯一となるスペインでの夜を、心ゆくまで味わいました。


▲大勢の人で賑わうバル

▲セルベサ(ビール)を注文!うまい!


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